御例祭2日目 宮司は角来八幡神社・江原淡島神社・江原新田麻賀多神社と仲町の山車清祓い。禰宜は大佐倉八幡神社と上町の山車清祓い 。智勇権禰宜は大蛇町麻賀多神社、城麻賀多神社からの六崎御神輿の渡御に奉仕しております。 宮司、正直言って少しくお疲れです・笑笑 昨日の大祭式。宮司の同級生である鎌倉宮の小岩裕一宮司が奥様と共に参列を頂きました。 その模様について、小岩宮司のFacebookに過分なる言葉を頂きましたのでご披露申し上げます。
〜〜〜〜〜〜 おしなべて 思ひしことの 数々に なほ色まさる 秋の夕暮 後京極摂政太政大臣良経
今日は、千葉県佐倉市に鎮座まします、麻賀多神社の例大祭に参列させて頂きました。 麻賀多神社の宮本勇人宮司は、國學院大學の同期であると共に、当職も一時期麻賀多神社にてご奉仕させて頂いていたという、浅からぬご縁があります。 麻賀多神社は、往古より当地の古社として悠久の歴史を持ち、近世に至っては『佐倉藩総鎮守』として歴代藩主より厚い尊崇を受け、現社殿は幕末の英主として有名な、堀田正睦公により、今から約170年前の天保年間に奉納されたものです。 その麻賀多神社の例大祭、『佐倉の秋祭り」は、佐倉藩十一万石の城下町の威風を今に伝える豪華絢爛なお祭りです。 大神輿は享保6年(1721)、江戸の職人の手に成ったとされ、千葉県では最大級の江戸神輿であり、「明神祭りさらば久しい」という唯一無二の掛け声で担がれます。 当職も今回、初めて渡御の様子を拝見しましたが、あれだけの大神輿を、いとも軽々と自在に操る担ぎ手の技量と意気、勢いに正直、腹の底から驚嘆しました。 また、城下町の息吹を色濃く残した街並みを巡幸する「山車」と「神酒所(踊り屋台)」は「葛西囃子」の流れをくむという「佐倉囃子」の音色を、秋の夜空に響かせます。 特に山車は、かつて東京赤坂の山王日枝神社の天下祭りで使われていたものも伝わっており、その絢爛豪華さは壮観で、「佐倉新町江戸まさり」とうたわれた様子を実感しました。 今日は三日間の祭礼の初日、壮大華麗な祭礼は始まったばかりですが、それだけでも十分に、「佐倉の秋祭り」の雰囲気を知ることが出来、たいへん感銘を受けました。 宮本宮司は、同じ千葉県でも水郷・佐原のご出身、地元ではない歴史ある城下町の、これだけの壮大にして華麗、また大勢の方々が関わり、また地元の人々の思いがこもった祭礼を大所高所から取り仕切る宮司の任、道のりは大変なものがあったと思いますが、そうした部分を人に全く見せない、外部に感じさせないのが、宮本宮司の人柄のなせる技、本当に凄いところ、尊敬に値するところです。 掲出の和歌は、さまざまな経験や思い出、それらの感傷をすべて超越して、秋の夕暮というものは、その風景の美しさや、その姿が物語る思いなどは言葉で言い尽くせないものだなあ、というような内容です。 まさに、この『佐倉の秋祭り』、宮本宮司の人知れぬ努力と気配り、そして伝統を受け継いで氏神様の祭礼に誇りを持って全力を尽くす氏子さんたち、そして祭礼の日に集まって人々の笑顔また笑顔、それらは全部、言葉に語るより掲出した写真の風景、ひとコマひとコマに雄弁にあらわれているように思います。 今日は、この鎮守さまのお祭りとしては理想的な姿ともいえる『佐倉の秋祭り』を初めて身近に拝見し、今の時代にこうした形を継承されている尊さ、また素晴らしさに感銘を受け、学ぶことが出来たことの幸せを感じた次第です。 〜〜〜〜〜〜 誠に持って有り難く、嬉しい限りです。 氏子町内の社参が続いております。、それぞれの仲間がおり、その姿を見るのも頼もしく、次世代を担うに頼もしくもあります。 さて、次の町内が参入してきましたのでお祓いに行ってきましょうね
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