天皇陛下の御代替わりに伴う大嘗祭が11月14・15日に斎行されますが、祭場となる大嘗宮の地鎮祭が本日行われました。 その詳細が神職の先輩で宮内庁勤務の経験もある潮清史さん(広島県亀山神社宮司)のFacebookにアップされていたので、かなりの部分を引用させて頂きながらご紹介します。 建設場所は皇居東御苑。江戸城の本丸があった場合で約100m四方の敷地に、「悠紀殿」「主基殿」「廻立殿」を中心に回廊など計37棟の木造建築物と、「幄舎」という参列者席テント2張が建設されます。 主要建物である三殿(悠紀殿、主基殿、廻立殿)が経費節約のために従来の茅葺きから板葺きにされる予定。 しかしながら伝統を守るべし!との陳情も多く寄せられており、今後、再考や見直しがなされることを期待たいです。 茅葺から板葺きへの変更は本来の姿を変えるだけではなく、技術の伝承や茅場の育成にも影響を及ぼしかねず、変更理由が経費節減という安易な一言で片付けられるものではありません。 以下、祭典式次第です。 《大嘗宮地鎮祭 悠紀殿の儀》 午前10時、掌典及び掌典補が着床する 次に大礼委員が着床する 次に神饌及び幣物を供する この間、楽を奏する 次に掌典が祝詞を奏する 次に幣物及び神饌を撤する この間、楽を奏する 次に地鎮の儀を行う 次に各退出する
服装 掌典及び楽長:衣冠 掌典補及び楽師:布衣 出仕:雑色 大礼委員:モーニングコート又はこれに相当するもの
《大嘗宮地鎮祭 主基殿の儀》悠紀殿の儀に同じ 一般の地鎮祭とは規模も大きく異なり、伊勢の神宮の地鎮祭に似ているとは潮先輩の弁。 地鎮の儀では艮(東北)から巽(東南)へと巡り、四方及び中央でそれぞれ絁(絹)が鎮物として埋納され、鍬は8度入れられます。 完成は10月末で、それまで東御苑は一部が立ち入り禁止となりますが、大嘗宮の建設模様も見る事が出来るそうです。 さて、これで今回の七峯は書き上げとなりますが、どの辺りが潮先輩の文章を拝借したかわかりますか? 式次第はモロ頂きました。他は皆さんのご想像にお任せします(^。^)
|