七峯の丘から

井戸祓いは雨 [令和6年5月16日]

「朝拝時に拝殿から」
 うっかり天気予報を見落としていたら、まさか昨夜からの雨。それも明け方には上がるはずだったのに、午前5時くらいは横殴りの雨が降っておりました。
 その雨音で起きた宮司。いつもの起床時間より少し早いのですが、今日は千葉県神社関係者大会で勝浦まで出向くので、起きるにはちょうど良い時間でした。
 神社関係者大会とは千葉県神社庁と千葉県神社総代会合同の大会で、県内11支部持ち回りで開催されます。
 勝浦市は神社庁夷隅支部に入りまして、同支部は11支部内で一番神職数が少ないので、神道青年会員も助成に入っての開催です。
 その勝浦に向かうバスの車中で、JR成田駅西口を出発して、今は東金市の福俵付近でトイレ休憩中です。
 大会の話はこれくらいにして、今日の社務ですが智勇権禰宜が祈祷番で、朝9時半からは井戸埋めのお祓いが入っており、氏子町の中尾余町にある勝全寺さんに出向します。
 お寺でお祓い?と思われる方もいると思いますが、城下町である佐倉では時折ありまして、出向してのお祓いの他にも、初宮詣や七五三のお参りには氏神様へと。
 横殴りだった雨も、お祓いが行われる時間には小降りになっていたと思います。そう願いたい宮司。
 宮司の経験上、井戸関連のお祓いでは雨模様か重い曇天の事が多いように思います。
 たまたまなのかもしれませんが、やはりお水が関わるお祓いですので、水神様にはお清めと昇神の涙雨なのかなと。
 智勇権禰宜、今まであまり雨の外祭に出向したことがなく、宮司が出かける前の短い時間で手短にレクチャー。
 何事も経験が大事ですが、私達が祭典の際に着装する装束は洗えない物も多いので、泥はねには気を付けてと。
 宮司も随分と濡れて来ました。近々だと今週の月曜日でしたが、智勇権禰宜にもいろんな経験を積んで神主としての視野をより広げてもらいたく思います。
 因みに、宮司も智勇権禰宜も子年。濡れ鼠になってない事を願うものです。