
「ピントが甘いですが」
ついに猛暑日となる予報が出た佐倉です。当地は夏暑く冬が寒いと言われますが、神社の辺りは筑波山からの風、通称「筑波颪・;つくばおろし」が入ってくるので、とてつもなく暑いっていう日は少なかった。 はずなんですが、ご多分員漏れず世間一般並みになって来ております。 それでも境内は神社前の道路、大手通よりも3〜5度低い場所も有りまして、やっぱり麻賀多様は涼しいねとの話し声も聞こえます。 一昨日からですが、境内各所に風鈴を吊しました。金属製のものとガラス製の2種類。 金属製はち〜んと長く響くタイプで、ガラス製のものはチリンチリン、カランカランといった感じで、それぞれの特性が表れていますね。 暑いとは言え、社務所内だけで仕事になるわけもなく、外作業も結構あるんです。 境内に風鈴を吊していたときのことだと思いますが、今年も玉虫を見つけることが出来ました。 なんと今年の玉虫は生きている状態で、なぜかお腹を上にして転がっておりました。 可哀想なので近くの銀杏の幹に捉まらせてあげると、暫くそのままじっとしておりました。 玉虫と言えば、去年も書きましたが法隆寺にある玉虫厨子ですね。厨子の壁面に玉虫の羽が敷き詰められていたという、あれです。 以前、法隆寺の宝物殿で実物を見ましたが、長い年月を経て玉虫の羽は取れておりますが、これに玉虫色に光る羽が付いていたらどれだけ綺麗なんだろうと想像しました。 日本では北海道以外に生息している玉虫、暑さに強く動きは機敏で、警戒心が強いそうです。 それを鑑みると、境内で見つけた玉虫はそろそろと言う感じだったのでしょうか。 玉虫は榎や欅の樹皮の割れ目や傷が付いたところに卵を産む、孵化した幼虫は幹に入り込んで、それを餌に成長します。 なので、果樹農家などでは害虫扱いなんですよね。難しいところです。 当社も境内に数本の欅があるので、多分そこのどこかで成虫になったものが出てきているんだと思います。 俗信として、玉虫の羽を箪笥に入れておくと着物が増えると言われました。 今はその箪笥自体も少なくなりましたが、お洒落に気遣う乙女子頃は変わらないといったところでしょう。 さて、この炎天下ですが、宮司はこれから御例祭に使う提灯の張り替え依頼に、浅草まで出向いてきます。 帰りには冷えた美味しいものでも、喉ごし良くご褒美を頂くとしましょうか。
|