七峯の丘から

能登半島復興キリコ大祭 [令和6年8月18日]

「しいのき迎賓館通りのキリコさん」

「能門禰宜さんと宮司」

「石浦神社の稚子禰宜に奉賛金を」

「須須神社の猿女権禰宜さんと娘さん」
 宮司、今は喧騒の中に金沢駅の真ん中あたりにおります。新幹線までは一時間半くらいありまして、禰宜画伯はお土産のお買い物のの楽しみで、疲れたおっさんはベンチに・笑
 昨日の台風通過後に、佐倉から東京で北陸新幹線に乗り換えて金沢入りした宮司と禰宜画伯。台風の対応で心身共に疲れてはおりましたが、北陸新幹線も運行で無事に来沢が出来ました。
 今回は能登半島地震の復興を祈念しての、金沢で能登輪島の重蔵神社の大神輿渡御と付け祭りのあんどん「キリコ」巡行をするべく、奉賛金を袂に入れの金沢です。
 今年の元日に発災した能登半島地震。日に日にとは言え、復旧の槌音が聞こえていますが、それが住民の方々の思いと幅が有るのは悲しい限りです。
 宮司も氏子さん方と話す中で、元日の地震発災が去年、もしくはそれ以前の昔の事の様に話される方も多く、寂しさというか、残念感を禁じ得ません。
 能登半島地震の発災地である石川県。ここは県庁所在地の金沢市がある金沢市は加賀国。能登半島地震の震源地である珠洲市は能登国と、その二つが今の石川県を構成しています。
 なので、これから北陸新幹線に乗車する金沢駅は賑やかそのもの。かえして、能登半島の自治体には一般人は足を踏み入れるのもはばかれるような地区も多く、その温度差がとても大きいのです。
 今回は我が友人である金沢石浦神社の長谷吉憲宮司にお声を掛けて頂き、能登半島の各地で賑やかに行われる御神輿渡御に付くキリコのお祭りを金沢で斎行したいと、奉賛金とお宮への幣帛料を禰宜画伯と共に持参しました。
 お祭りの詳細は省略します。本当は書きたいけど、YouTubeとかで見た方が判るから。でもね、すごい賑やかだった。
 この企画は金沢石浦神社の長谷吉憲宮司が能登半島の復興はもとより、能登から金沢に避難している方、そして能登半島地震の事を忘れて貰いたくない。その気持ちだけで斎行にこぎつけました。
 祭典前に石浦神社にて長谷稚子禰宜に奉賛金をお渡しし、お顔を出してくれた珠洲市の須須神社、猿女権禰宜さんと再会。
 復興大祭では本殿が全壊した、御殿より石浦神社に仮遷座している重蔵神社のお御霊が重蔵様の大神輿に乗られて、その後に氏子町のキリコが続きました。
 皆んなが汗と涙を流した今回のお参り。とにかく素晴らしかった。一日経ったいまでも耳の奥からキリコの太鼓と鉦、そして笛の音が聞こえています。
 もっと書きたい事は沢山ありますかわ、納めに一つ。石川の神社界、女性の神主さんが頑張っている。あの粘り腰、男には出来ないかもしれない。素晴らしい事です。