七峯の丘から

久々のDE10 [平成28年5月20日]


 判る人には判る、そうでない人には適当なお話しですが、暫しお付き合いの程を。
 昨日、保護司の総会に出席のためJR佐倉駅に行ったところ、何とも懐かしい列車がおりました。それはディーゼル機関車が牽引する貨物列車です。
 ちなみに、機関車一両の運行でも15両編成の快速電車でも「列車」と言います。
 さて、先頭のオレンジ色のディーゼル機関車。昔は佐倉駅で沢山見ることが出来ました。
 平成9年3月まで佐倉駅南側にあった佐倉機関区。ここにはDD51やDE10といったディーゼル機関車が沢山ありました。
 主に茨城県の鹿島港から京葉工業地域への貨物輸送を担当しており、成田空港のジェット燃料パイプラインが完成するまではその輸送も担い、十数両のタンク車を牽引する姿を日に何度も見たものです。
 上記の通り、既に閉鎖された佐倉機関区。ディーゼル機関車もとんと見かけることが無くなってしまいましたが、昨日は久しぶりに再会と言った気分です。
 今回の積み荷はバラスト。これは専門用語ですが、要するに線路に敷かれている大きな砂利のことです。保線で使うのでしょうね。
 機関区も統廃合が進み、今回の機関車は宇都宮から来ているようでした。地元でも子供達は佐倉に機関区があったことはもう知りません。そういった歴史も伝えられたらなと。
 何百人ものひとが機関区で働いていました。佐倉は鉄道の町でもあったのです。