七峯の丘から

家屋解体清祓 [平成30年4月12日]
 万物に神が宿る。日本人としての根本にこの思想、考え方があります。
 自然のものを例に挙げると水は水波能売命(みずはのめ)で、火は軻遇突智神(かぐつち)。土は埴山姫神(はにやまひめ)で山は大山祇神(おおやまつみ)。草花だと桜が木花開耶姫(このはなさくやひめ)などなど
 人工物であれば、家には屋船神で井戸や水道には井戸神。鏡は石凝姥命(いしこりどめ)でまが玉には玉祖命(たまのおや)であります。
 ここに挙げたのはほんの一例で、八百万神(やおよろずのかみ)と言われる事のように、全てに神が宿っていると言うわけです。
 今日ご奉仕した祭典は、家屋の解体と樹木の伐採と移植のお祓い。ただ単に工事の安全を祈願すると言う事ではなく、それぞれに宿っている神様方に、今まで頂いた神恩を感謝する事が第一義の祭典です。
 なので先ずは産土様である麻賀多大神から始まり家屋の屋船神、土地の大地主神、樹木は久久能智神(くくのち)、祓い清める祓戸神(はらえど)と、沢山の神々に降神頂き祭典を齋行します。
 今まで知らず知らずのうちに神様の御陰を頂いてきた事への感謝。簡単にものが買えポイと捨てる現代だからこそ、今一度そのありがたさを考えてみるのも良いでしょう。