七峯の丘から

牡丹のおめざ [平成30年4月20日]

目ぼけ眼から

艶姿へ
 新学期も始まって早20日。神社裏の佐倉幼稚園の新入園児達もだんだんと慣れてきたようで、登園時の泣く声も余り聞かれなくなってきました。
 この声を聞くと切なくも有り、頑張れ!と応援したくもありですが、今の子供達は以前より泣かなくなりましたね。入園体験などいろいろなプログラムもあるようなので、しっかりと事前準備をしているのかな。
 ここ数日早めの起床でして朝拝もその分早いのですが、なるほどと気付いた点があります。
 それは牡丹の目覚めの時間です。牡丹を擬人化しているような書き方ですが、牡丹も夜は寝るのです。
 寝ると言ってもイビキをかくわけでもなくそれは静かなものですが、牡丹は夕刻から夜に掛けて花を閉じます。
 あの大きな花びらを夕刻から朝に掛けて閉じたり開いたりしているのですから結構体力を使うことでしょう。
 一般に夜に閉じて昼間開く花は蜂の虫媒花で、その反対は蛾の虫媒花であると言われます。
 それを踏まえて牡丹を観察してみると、蜂たちがおしべに駐まって沢山の黄色い花粉を足に着けている様子が見られます。
 さて話を戻すに、牡丹は何時頃に起きるのでしょうか?
 朝5時には完全に寝ておりまして、通常の6時半に朝拝を行なう際には寝ぼけ眼で「おはよ〜」と言ったところ。完全に起きるのは9時過ぎですね。
 今日の七峯は丁度お昼くらいに書いております。現状の牡丹といえば、花びらをカッと開いて艶姿。まさしく「花神」「百花の王」の異名がぴったりです。
 今日もたくさん綺麗に咲いております。お参りの際にはどうぞごゆっくり観賞下さい。