七峯の丘から

正月事始め [平成30年12月13日]

テレビのリモコンと比べて下さい
 毎年12月13日は「正月事始め」といって、神社やお寺などで煤払いが行なわれている様子がテレビで映し出されます。
 実は事始めにはもう一つあって、先週の8日もそれに当たるとされております。広い日本ですから地域性があると言うことですね。
 さて、なぜ13日なのかというと、江戸時代中期まで使用されていた宣明暦では、この日の二十七宿が必ず「鬼」となっており、婚礼以外は全て吉とされておりました。
 なので正月の年神様を迎える準備に取りかかるには吉日としたわけです。
 因みに、その後の改暦等で日にちと二十七宿は連動しなくなりますが、既に12月13日が正月事始めとして定着していたので、現在に至ると言う事になります。
 さて、当社でもお正月の準備が進んでおりますが、宮司は半日掛けて当社と兼務社で使用する注連縄の紙垂(しで)を奉製しました。
 家庭用の注連縄であれば紙垂の大きさも20センチほどですが、神社で使うものはかなり大きいサイズとなります。
 どれくらいの大きさかは添付画像をご覧頂くとして、2種類を40枚くらいで計80枚ほど奉製します。
 これがなかなか大変な作業でして、途中でストレッチなどもしませんとね。ましてやポンコツメンテナンス中なので・笑