七峯の丘から

祈年祭はとしごいのまつり [平成31年2月17日]


 今日もたくさんのお参りがあったようです。伝聞系なのは祭典で外出していたためで、昼前に社務所へ顔を出したときにはすぐさま御朱印の奉書に入ったくらい。
 考えてみるに、今日は日曜日でしたね。神職家業の身としては七曜よりも六曜に気が行ってしまいまして・笑
 今日は祈年祭。読み方は「きねんさい」ですが、訓読みだと「としごいのまつり」となります。
 宮司としては訓読みの方がたおやかで好きですがね。
 午後から佐倉市城の麻賀多神社にて祈年祭の奉仕を致しました。
 祈年祭とは一年の五穀豊穣を祈る祭典で、宮中を始め日本全国の神社で祭典が齋行されます。
 昨日奉仕した上勝田の春祈祷も祈年祭と同じ。戦前まで存在した政令「皇室祭祀令」では小祭に分類され、11月23日の新嘗祭と対になっています。
 城の麻賀多神社は旧六崎村の鎮守で、氏子地域は現在の六崎・城・石川・表町の4区。なので、氏子総代も4区からそれぞれ選出されます。
 祭典は4区の氏子総代と各区の区長が参列。秋の大祭時には40人からの参列と大きな祭典が行われます。
 祭典は年4回で、今日の祈年祭の後は7月の風祭です。
 なので、次の祭典は春の御代替わりの後となり、祭典後の講話でその事を話しましたら、皆さん感慨深げでした。
 一般的に神社界は今日の祈年祭で年末年始からの行事が一段落します。なのでこれからは通常の社務と共にネクタイを締めての出張が増えます。
 宮司が不在の時も増えますので、ご用の方は来社の前にご一報下さい。