七峯の丘から

8年ですね [平成31年3月11日]
 もうなのかまだなのか、東日本大震災の発災から8年が経ちました。時の流れは人によって感じ方やとらえ方が違うし、ずっと忘れない方が良いのか忘れたいけど忘れる事が出来ないのか、心の傷の深さによっても変わってきます。
 当地佐倉は震度6弱。人的被害はほぼありませんでしたが、家屋の半壊や全壊が鏑木地区で起こったり、屋根瓦の落下や兼務の神社では灯籠や狛犬が倒れたっていうケースもありました。
 当社ではちょうど氏子旅行会の帰路の日で関越自動車道の水上あたりで揺れたのを覚えています。
 川越で強制的に高速を下ろされ、下道でどうにかこうにか佐倉まで戻ってきましたが、途中で見た帰宅困難者の長い列や物のないコンビニなど「戦争以来だなこういう光景は」といった総代さんの言葉が忘れられません。
 明日から宮司は出張なので今日はその準備と洗濯をやりきろうと動いておりました。
 洗濯は計3回やってほぼ完了。震災当時は水道が10日以上も出なく、洗濯どころかトイレに窮もしました。
 いつ余震が起きても対応できるように着衣のまま一階で寝るようにして、生き狛犬の桃太と雛もその時から一緒に寝るようになり今に至ります。
 津波や原発事故によって被害を被った方にとっては屁のような話ですが、それでもこの現状をどうにかして生き延びないとと過ごしました。
 未だ二千人以上の方が行方不明で五万人近い方が避難所生活を余儀なくされています。
 ここ数日は震災特集の番組がテレビから流れてくることでしょう。もう思い出したくない、そんな番組など見たくない。判ります。
 でもね、一瞬でもいいから震災のこと、亡くなった方のこと、そしていつ来るかも知れない自然災害のこと、思い出し考えてみませんか。
 昨日は昭和20年の東京大空襲の日でした。今を生きることのありがたさも感じてみて下さい。

洗濯完了