七峯の丘から

鏑木三山講祈祷 [平成31年3月18日]

神号軸を掲げて齋行
 年度末を迎え何かと慌ただしい日々を送っております。
 特に総代会に提出する経常費の決算書など、経理関係の期日が迫っていたせいか、その作成を終え午前中に大年番の会計担当に引き渡しが出来て少しほっとしております。
 午後からは鏑木三山講の御祈祷。通常、御祈祷この七峯に云々と書きますと祈祷奉仕の内容なのですが、今日は宮司が御祈祷を受けてきた話です。
 三山講とは山形県の出羽三山に参る講社の事で、千葉県ではかなり盛んに行なわれています。
 別名「奥州講」ともいいまして、同年団の若者が10人程度でグループを組み、出羽三山神社に参拝。神社近隣に点在する宿坊に泊まり翌早朝から羽黒山、月山、湯殿山の順に登拝を行なうというものです。
 宿泊する宿坊は講によって決まっており、鏑木三山講は神社の表門に一番近い神林坊となります。
 今日はその神林坊から神林宮司さんがご子息と共にお見えになり、鏑木公会堂で祈祷式を行ないました。
 この祈祷は2年に一度行なわれるもので、神林宮司さんは千葉県内で受け持っている講を順番に周り祈祷奉仕をします。
 なので来年は鏑木の祈祷はありませんが、他県の受け持ち講を回られるそうで、なかなかに大変なお務めなんですよ。
 祈祷の後はもちろん直会がありまして、表町の八平寿司。こちらも決まっているそうです・笑
 今回の宮司は三山講の一員としての参列ですが、役目柄神林宮司さんとご子息の接待役も仰せつかり、祈祷で奏上する祝詞のことや祭典の話などで盛り上がりました。
 思いだすにお山の登拝はきつかったですが、また出羽三山に行ってみたい気持ちが湧いてきました。
 その際にはもちろん神林坊に宿泊して、神林宮司さんとご子息と盃を交わしたく思います。翌日の登拝に影響が無い程度に(^o^)

宿坊 神林金勝
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