南座がよく見えます
突破的に外出する事の多い宮司ですが、ただ今京都におります。 昨夜、明治記念館から戻る際に本日予定していた用事がキャンセルとなり、JP東海のコマーシャルばりに「そうだ、京都に行こう」と・笑 ま、それなりの用事もあったのでただ遊びに来たわけではございません・笑 あまり仕事関係の事を書いても面白く無いので夕飯をとった四条大橋傍の東華菜館から見える景色について。 東華菜館から四条大橋方面、要するに東側を見ると和風の大きな建物が目に入ります。 これが400年前から連綿と歌舞伎などの上演を行なっている南座です。 正式名称は京都四条南座。名の通り四条通りの南側に面しているからその名がつけられました。 京都には江戸時代の中ごろまで7つの芝居小屋が有りましたが、今も営業を続けているのは南座のみとなっております。 南座があるから北座もあったのですが、明治期の四条通り拡幅の際に閉鎖となりました。 南座は座席数1500を数え、歌舞伎はもちろんミュージカルやレピューも上演されます。 去年まで行われていた耐震工事も済んで、唐破風の飾り金具も真新しく素晴らしい姿を見せています。 南座は年末の吉例顔見世興行が有名ですが、今は祇園の芸妓達さんによる都をどりが行われています。 今回は京都をどりを見る機会はありませんが、来年あたりはゆっくり観覧したいと思います。 話は東華菜館に戻りまして、ここのエレベータは約90年前に設置されたもので、日本一古いそうです。 エレベーターボーイが操作し、階数を指定するハンドルの「ガチャン!」という音もレトロというか新鮮に感じます。 川縁も来月からの「納涼床」シーズンを前に床の張り替え作業を行なっていました。 よく考えると立夏までもうすぐ。このあいだ春が来たかと思ったら。日のめぐりとは早いものですね。
|