七峯の丘から

金幣奉持と鎮守の杜のお祭り [令和1年10月13日]

袢纏はそれぞれでも息はぴったり

順番まだかな

仲町は手古舞さんも来てくれました!

金幣拝受

新町通りを参進します

袋町の坂を下ります

野狐台町にて
 台風19号の上陸により東日本は各地で被害が出ている模様です。
 当社に於いては15号ほどの落枝もなく、職員総出で約1時間ほどで境内清掃が終了しました。
 千葉県では15号ほどの強風ではありませんでしたが、仮設の屋根やブルーシートが飛ばされたところもあります。
 全国でも今後、被害状況が判ってくると思われ、既に人命に関わる事態ですので、被害が拡大しないことを願うばかりです。
 さて、御例祭3日目は「鎮守の杜のお祭り」と称して、皆んな麻賀多様に集まって佐倉囃子にあわせ踊って歌って呑んじゃおう!という企画をすることになりました。
 これは祭事の中止が決まった9日の夜も夜。午後10時過ぎでしたが、祭事中止でも何かやりたいと考え、佐倉囃子保存会の平野雄一さんに電話を入れ、相談し協力を仰いだもの。
 神社役員や氏子町祭礼委員会、また実務を取り仕切ってくれている秋祭り実行委員会という組織ではなく、お祭り好き、お囃子好き、盛り上がるの好き、兎に角今年のお祭りで何かやりたい!という方々の自由参加で、とりあえずSNSで開催情報を流し、それを見た人達がラインなどのツールで拡散したもの。
 10時頃より境内でお囃子を始めて、その音を聞いた人がまた集まってくる。そういう感じにしました。
 不安の中でその時間を迎えましたが、色とりどりの町内袢纏を着た人達がぞろぞろと集まって、そこに佐倉イズムという若手飲食店経営の皆さんも急遽出店が決まりと、段々と思っている以上に形が出来上がってきました。
 佐倉囃子のいいところは、町内が違ってもお囃子が出来れば「仁羽」というメインの曲が老若男女問わず全員出来ること。
 町内が別で普段は一緒に演奏することがなくても、このようなときには直ぐにセッションが可能なのです。
 始まってみたら境内は人集り。仁羽を中心に演奏がなされ、午後4時までほぼ途切れることなくお囃子の音が境内から奏でられ続けました。
 その盛り上がりを見つつ、「金幣奉持」を宮司始め神職と大年番と責任役員、そして佐倉藩主家当代の堀田正典様にも御奉仕頂き神社を出立しました。
 今夜は栄町、仲町、肴町、弥勒町、野狐台町、間之町の順に進み、約100年振りとなる袋町へ下る神幸路を参進しました。
 各町内では即席のお囃子台を設け金幣御到着の際と出立の際に、賑やかに演奏してくれ、曳き廻しが行なわれる本番さながらの様相が繰り広げられました。
 初日にお迎え頂いた二番町でも再び接待を頂き、最後の休憩は上町。
 日本武尊山車人形に見送られ、神社前では初日と本日出立時と同じく宮小路町第一の皆さんがお囃子を奏でお迎え。そしてお見送りを頂き、金幣奉持は滞りなく麻賀多神社に御到着。
 そして御殿にて金幣振りを3回行ない御本殿にお戻りになりました。
 氏子の皆さん、一年に一度の大神輿渡御を本当に心待ちにしてくれています。俺たちの祭りは麻賀多様の祭りなんだと口々に話してくれました。
 来年は渡御、そして山車や御神酒所の曳き廻しが無事に行えるよう、諸準備を始めましょう!
 で、明日も「鎮守の杜のお祭り」を開催します。ちょっと天気が心配ですが、やりますよ!