七峯の丘から

雛の近況 [令和1年11月16日]

良い子で点滴が出来ました
穏やかな日差しを浴びて今日もたくさんのお参りがありました。
晴れ着を着た子達の姿にいつも元気の源を感じ、神主で良かったなぁと思います。
今日の祈祷番は武内、智勇の両権禰宜に任せ、宮司は昨日までの出張の後片付けと家での所用をしておりました。
出張等から戻ると留守中の出来事などの報告がありますが、この頃その内容の多くを占めるのが生き狛犬の桃太と雛の話。
齢15歳と14歳の老犬なのでなにかと身体に症状が出てきております。
特に雛はこの一ヶ月程で急激に体力と体重が落ち、足元もおぼつかなくなってしまいました。
走り回ったり階段を駆け上がったりしていたのが遠い昔のように思えます。
月一くらいで病院に行っていますが、先週の検査で腸内に3センチほどの腫瘍が見つかりました。
内視鏡検査や手術をするにも麻酔を使わざるをえず、また抗がん剤を使用するにも年齢や今の体力を勘案すると無理をさせず今のまま投薬などで様子を見ることにしました。
今日も病院で点滴の施術をしてもらい、今は穏やかに寝ています。
たぶん、もう社務所や境内には出る事がないと思いますが、雛は雛らしく余生を過ごさせてあげたいと思います。