七峯の丘から

生き狛犬のワンワン介護 [令和1年11月18日]

雛を見つめる桃太
 一昨日の七峯にも書きましたが、生き狛犬の雛の体調が思わしくなく、ほぼ寝たきりのようになってきました。
 お陰様で食欲はあるものの、もう固形物を噛む力も無く、流動食を注射器で飲んでいる感じです。 
 でも少しずつですが手足を伸ばすなど動きも見せ始め、トイレの際には行きたい仕草をして教えてくれます。
 日中は宮司宅の居間で命名を行なっている禰宜と一緒に過ごして、夜は寝室に移動して安らかに過ごしています。
 雛は14歳と9ヶ月になりました。旦那の桃太は15歳と7ヶ月。
 今年の夏頃は桃太の方が体調が悪く、生死をさまよったりもしておりました。
 この頃も余り体調は優れないのですが、寝ている雛の脇で見つめたり、そっと添い寝をしたりと優しい面を見せています。
 チワワの15歳は人間で当てはめると70歳半ば。
 平均寿命が10〜16歳のチワワ。大型犬より長寿ですが、いつか来るその日を考えずにはいられません。
 でも、雛に優しく接している桃太の姿を見るに老老介護ならぬワンワン介護なのかと、笑みもこぼれるもんです。
 人間もこうありたい。そう教えられているような気がしてならない今日の昼下がりでした。