七峯の丘から

Cheer up!花火プロジェクト [令和2年6月2日]

疫病退散!

見事にあがれ!

この神符のアレンジです
 緩んでいます。今日は東京都で30名を超える罹患者が出ました。
 新型コロナウイルスはウイルスが体内に入ってから直ぐに発症するわけではなく一般的に10日くらい、検査や待機の基準はでは14日。緊急事態宣言解除が5月25日ですから発症した方は解除前に罹患した可能性が高いのです。
 罹患した方々には早期の治癒を願うと共に、その方々への差別など合ってはいけませんので注意したいですね。
 ただ、本人の緩みによって罹患した人もいるでしょうから猛省を求めたい。
 さて昨夜8時に全国約160ヶ所で3分間ほどですが花火が打ち上げられました。
 これは国内の花火製造業者の団体である公益社団法人「日本煙火協会」の青年部有志による「全国一斉悪疫退散祈願 Cheer up!花火プロジェクト」として行なわれたのです。
 当地佐倉では佐倉市大佐倉の(有)鈴真の専務鈴木義隆さんが同地先にて打ち上げを行ないました。
 国内の花火大会は今夏に予定されていた東京オリンピックと現今の流行病の影響で既に500以上が中止されています。
 花火業者は花火を作るだけではなく、打ち上げまでの流れ一環を請け負います。
 また火薬類取締法により製造量と貯蔵量も規制されており、どの業者でもその限界に達しているそうです(鈴木さん談)
 このプロジェクトは花火業者の自分たちに今何が出来るのかとと模索をする中、「ともに頑張ろう」「コロナに打ち勝とう」と。
 そして今この時にも頑張っている医療従事者の方々に感謝の気持ちを込めて全国一斉の打ち上げを決めたそうです。
 ただ、花火大会だけではなく色々な行事やイベントが中止になっている今、詳細を発表することにより三密が起こるのは必至。
 なので打ち上げの日時と場所はシークレットとして計画されました。
 プロジェクト事態はSNSやマスコミ報道にも流れましたが、ここで問題になったのが「突然爆発音が鳴り響いたとしたらどうなる?」というものでした。
 なので最終的には日時は告知をして打ち上げ場所はシークレットのままと。
 そして昨日を迎え、朝からテレビのニュースや情報番組ではプロジェクトの事を流し本番を迎えました。
 当社に於いては鈴木さんより宮司に協力依頼があり、プロジェクトの概要、そして花火大会のルーツが「疫病退散祈願」で有ることなどの説明を頂きました。
 本来であれば打ち上げる花火玉を御神前にお供えして疫病退散とプロジェクト成功を祈願したかったのですが、法律により花火玉の持ち運びが容易ではないことから、お祓いをした「疫病退散祈願」の神符を花火玉に貼り付ける事にしました。
 この神符は御守「疫病除けマスク」に付けている神符にプロジェクト名を記したものとしました。
 そして本日。SNSでは打ち上げの場所がどこかという投稿が花火の前に沢山上がっておりました。(ここ笑うところです)
 宮司は予め教えて頂きましたが、その時間は自宅におり、打ち上げ少し前に窓を開けて禰宜と共に耳をすましました。
 ポ〜ン、パーンと小気味良い音が鳴り始め、時折大きめの音も。
 3分というのは長いのか短いのか。見たり聞いたりしている人には短いかもしれませんが、打ち上げている方はここまでの道のりと思いが籠もってですからどうでしたかね。
 外は元の静寂な空間に戻り窓を閉めました。
 打ち上げから一時間ほどして鈴木さんにツールを使い成功お祝いの連絡を入れました。
 暫くしてお礼と打ち上げた花火玉の画像が送られてきました。
 明けて今日、報道やネットには賞賛の声が上がる一方、「場所を教えろ」だの「花火屋の自己満足」だのと心無い声があったのは非情に残念です。
 こういった輩はそもそもプロジェクトの主旨が判ってない。
 「花火大会とは違うのだよ花火大会とは」とランバ・ラル並みの言葉で締めたく思います。
 日本煙火協会青年部の皆さん、お疲れ様でした!

全国一斉悪疫退散祈願 Cheer up!花火プロジェクト
https://www.cheeruphanabi.com/index.html

日本煙火協会 http://www.hanabi-jpa.jp/