七峯の丘から

疫病守護札奉製 [令和2年8月9日]

疱瘡神社(なで恵比寿)

疫病守護札

ガガイモのサヤ
 6日の広島原爆忌から三日が経ち、今日は長崎の原爆忌。
 亡くなられた方々の御霊が安らかでありますよう、再び核兵器の惨禍が起こらないことを願います。
 有名な話ですが第3,第4の原爆投下の計画もありました。東京・新潟・京都などがそのリストに有ったそうです。
 もしそれが実行されていたら戦後の復興と今の日本はどうなっていたのか、考えるだけでも怖い話です。
 日本はアメリカの核の傘下に守られており、核兵器大国の中共はその弾頭の多くを日本に向けています。
 そんな国の頭を国賓として迎えようという、もう無くなった話とはいえ日本の政治家は与野党共に国益と国防とは何かをよくよく考えた方が良いと思います。
 さて、明日10日より境内末社「疱瘡神社」の疫病守護札を頒布する事になりました。
 疱瘡神社は医薬祖神の少彦名命(すくなひこなのみこと)を御祭神として、江戸時代に天然痘とコレラなどの疫病が蔓延した際に勘定されました。
 明治時代までは境内に社殿が建っていましたが老朽化により本社本殿に移され、今はなで恵比寿として御神像が本殿西側に祀られています。
 少彦名命はお名前の通りとても小さい神様で古事記には「ガガイモ」という植物の実のサヤを船にして海からやって来た渡来神とあります。
 ガガイモには解毒・強壮・止血などの薬効が有り、まさに医薬祖神の乗り物に相応しいですね。
 またその際には蛾の羽を衣としていたとの既述も有り生命と薬効を体現しています。
 御神札のお姿は禰宜の夢枕に立たれた少彦名命様で、そのお姿を禰宜の筆で描きました。
 台紙は麻の繊維100%で漉いたもので、山梨県西八代郡で奉製されたものです。
 流行病の第2波来襲が現実となっている今、神様の御神威を頂くと共に御神札を見ることによって生活行動にもより気を付ける証しに成って欲しく思います。