七峯の丘から

エール最終回 [令和2年11月27日]

長崎の鐘
師走の足音が段々と聞こえてきました。境内では武内権禰宜が師走大祓の茅の輪設置の準備をし、宮司は今週末に兼務地域に配達する年神様の送付準備。一年というのはあっという間ですね。
夏を挟んで半年放映されたNHK朝の連続ドラマ「エール」。作曲家の古関裕而さんと妻の金子さんをモデルにしたドラマですが最終回が本日放送されました。
宮司家では8時からではなく12時45分からの再放送をほぼ毎日見ておりました。
あらすじは多くの方が知っている通りですが、作曲家の人生なのでとにかく歌を唄うシーンが多く、それだけでも楽しいのですがあの世に旅立った主人公の父親達がお盆に帰ってくるドラマ内スピンオフなどいつもの連ドラとは違った組み立ても面白かったですね。
ドラマとしては昨日が最終話で今日は古関裕而モデルで古山裕一役の窪田正孝さんが司会をしてキャストがドラマ内で唄われた曲をメドレー形式で繋ぐという、エールならではの最終回となりました。
古関裕而さんの名曲は多い中、最後は「長崎の鐘」を窪田さん指揮の元、金子モデルの音こと二階堂ふみさんが唄い、最後はみんなでと。
宮司は長崎の鐘が大好きで、長崎平和公園へ向かう坂道でバスガイドさんが唄ったのを大切な記憶に留めています。
この最終回、いつもと同じく15分。紅白歌合戦よりもよっぽど面白く感動を頂きましたが、同じことは多くの方が思ったらしく、SNSではフルバージョンを求める声が多数上がっています。
歌も使い捨てのような時代ですが、長く唄い繋がれる歌をじっくり聞き一緒に口ずさめる事の大切さを思い出させてくれた番組でした。
流行病の今に有り、番組も中断や再編、山田耕筰モデルの小山田耕三役の志村けんさんがコロナで亡くなったりと多難で最後は駆け足のような感じでしたが、また見たいと思う素晴らしい朝ドラでした。
番組関係者のご苦労に感謝と来週から始まる新朝ドラにも期待したいと思います。