七峯の丘から

天道虫 [令和3年6月9日]

ちょっと渋めの子
 今日は職員みな公休。なので社務所は宮司が一人でお留守番。
 なのですが、六曜は友引なので数件のご祈祷を奉仕し、御守や御朱印の対応をしていたらあっという間に夕刻となりました。
 御朱印ブームと言われて久しいですが、ある程度で落ち着くと思いきや益々賑やかになってきている感じがします。
 当社の「しあわせ月もうで」もそうですが、月参りと合せて来社される方、それが生活習慣になった方が多いのかと思います。
 皆さん御朱印は単なるスタンプじゃないという基本的なこともしっかりと理解してくれ、一部はそうじゃ無い方もおりますが・笑、対応していてもとても心が清々しいです。
 さて、このところ境内と宮司宅の植物の手入れに勤しんでおりますが、季節柄てんとう虫に出会うことが多くなりました。
 その色や模様も様々。ベースが赤で黒い星の子や、黒ベースに赤の星。そして黄色ベースに白い星など。
 そして星の数も結構な種類がいるようで、昨日会った子は画像の通り黒ベースに赤2つ星とちょっと渋めでした。
 てんとう虫を漢字で書くと「天道虫」と表記します。
 これは先端に追い詰められると真っ直ぐ植えに飛び立つ習性が有り、太陽に向かっているようなのでお天道様から天道虫の文字と呼び名が着いたそうです。
 食性はアブラムシなどを食べる肉食系、うどんこ病などの菌類を食べる菌食性、ナス科の植物をを食べる草食系に分れ、前者2つは益虫。後者は害虫と区別されます。
 当社でナス系は植えていませんので、出会う子達は益虫の働きをしてくれているのでしょう。
 今のうちにしっかりと食事な働きをして貰い、より清々しい境内作りに貢献して戴きましょう!