七峯の丘から

年神様奉製中 [令和3年11月24日]


 昨日は新嘗祭と共に宮司家では生き狛犬「雛」の命日という大事な日でありました。
 一昨年14歳で虹の橋を渡った雛。今でも影が見えるときも有り、見守ってくれているんだなぁと禰宜画伯と話しています。
 雛はケンタッキーフライドチキンが大好きでした。勿論、あげるときは塩分と脂分を取って正肉の所をなのですが、あの香りがするといても立ってもいられないほど好きでしたね。
 なので命日や生前の記念日などのお供えにはケンタが欠かせないのです。
 昨夕は禰宜画伯が夕餉の買い物と一緒にケンタを持ち帰り、現生き狛犬達の羨望の眼差しを受けつつ御霊舎にお供え。私達も頂きました。
 2年という年月が経ちましたが、先程も書いたように影が見えるので、それも桃太と一緒にですから寂しさも少し和らいでおります。
 新嘗祭を納めると当社では年神様の奉製が本格化します。
 ここ数年は智勇権禰宜が封筒詰めを行なっていますが、今年はカリキュラムの関係で専念することが出来ず、宮司も夜なべを行なっています。
 昨年度の年神様頒布はコロナ禍で迎えた最初の年末年始でしたので、総代さん方も氏子宅を個別に訪問して良いのかどうかとても悩まれたところが多く、頒布数がかなり減少してしまいました。
 今年は第6波の心配はあるものの、ウイルスへの対策にも慣れたので、昨年よりは頒布数が増える物と思われます。
 ただ、一度お祀りするのを止めてしまうと、そのままになる傾向があるので、頒布活動もスピードより確実性をもってお願いしたく思っております。
 今週末までに後1500組を奉製します。黙々と奉製するのも神明奉仕の一つ。夜なべも良いものです。