七峯の丘から

今年は手で鏡開き [令和4年1月11日]


 本日より社務も通常モードに戻りまして、9〜17時の時間で社務所を開けてございます。
 朝の30分というのが早まると結構大変でして、三連休を無事に納めてホッとしております。
 ただ、当社では従来より節分までを初詣期間として設定しておりますので、ゆっくりお詣りをされたい方にはご自身の都合でご来社下さい。
 朝からの雨で雪も殆ど溶けました。雪に慣れていない地域ですので固まったらどうしようかと心配しておりましたが、連休中の日射しで良い感じに柔らかくなっていたようです。
 ただ、北陸から北海道にかけては再び大雪の恐れがあるみたいなので、地域の皆さんはご注意下さいね。
 柔らかいと言う言葉の反対は固いでして、今日はカチカチに固まった鏡餅の「鏡開き」の日です。
 鏡餅は神様にお供えする意味と、それ自体に歳神様が降りてくる「神籬・ひもろぎ」という2つの意味合いがあります。
 神様の宿ったものなので刃物は使わず、割るとも言わず、木槌や手で開きます。
 例年は屋外で大きな木槌(掛矢・かけや)を使って開いておりますが、今日は終日雨なので社務所内において素手で開きました。
 年によっては湿度の関係で柔らかいときもありますが、今年は晴天が続いたので素手でもしっかりと開けました。
 開いた鏡餅はお汁粉にしたり、より乾燥させて揚げ餅にしても良いですね。
 鏡餅をお焚き上げに持ってくる方がいるのですが、神様の宿った物を食す事でよりお力を頂けますから食しましょう!
 それと、お餅が入っていたパックや紙の三方はゴミとして自宅で処分して下さい。
 ゴミを古神札納め所に入れるとどうなるか、考えれば判りそうなものですが、そこに思いが及ばない方が毎年いるのは残念でなりません。
 まあ考えてみますと、注意書きをしてあっても入れちゃうんだから、考えが及ばないのも致し方ないのかもしれませんね。