七峯の丘から

営農始めのお祓い [令和4年1月14日]

風でスルメと昆布が飛びました
 良い天気なのですが強風です。北海道付近に4つもの低気圧が有る関係で等圧線が縦縞になっており、これが冷たい強風の原因。
 日本海側は雷を伴うような大雪で、交通障害もでているようです。
 雪に慣れている土地柄とは言え、こうも降り続くと気を揉むことでしょう。
 「冬来たれば春遠からじ」の言葉を心に今暫く我慢の時ですね。
 話は変わりますが、海部俊樹元首相が今月9日に逝去していたと報道が流れました。
 御年91歳だそうで、湾岸戦争時の首相として我が国の難しい舵取りをされました。
 自衛隊の派兵要請がありましたが、当時はこれが出来ません。
 なので130億ドルという途轍もない戦争負担金を拠出する事になり、日本は世界のATMと揶揄されたのです。
 しかし、戦争後にはペルシャ湾の機雷除去を海上自衛隊が行ない、これが自衛隊初の海外派遣になったわけですが、その技術力の高さを世界に知らしめることになりました。
 そして現在の自衛隊海外派遣に繋がった事を考えると、功績は大きなものがありますね。
 昭和生まれの最初の宰相とはニュースで知りました。海部さんの御霊が安らかでありますように。
 そんなニュースが流れているのを聞きつつ、宮司が外祭で向かった先は佐倉市天辺。
 株式会社富士アグリドリームさんによる営農始めのお祓いに出向です。
 この会社は農業法人として令和元年にユーカリが丘に設立され、母体は県内の八百屋さんだそうです。
 全国的な傾向にありますが、佐倉市でも高齢化や跡継ぎの不在などで耕作放棄地が増え、問題化しております。
 今回はつい数ヶ月前まで耕作されていた畑を借り受け、実際に営農を始めるにあたり、耕作の安全と土地への感謝をしたいとお話しを頂きました。
 これから青ネギを中心に栽培が始まるそうで、状況を見つつ近隣の放棄地にも広げていく予定だそうです。
 順調な経営は元より、質の高い野菜が沢山収穫できますように!