七峯の丘から

令和4年の初愛宕 [令和4年1月24日]




 毎月24日は愛宕様の御縁日。年の初めは「初愛宕」と称して、各地の愛宕神社で賑やかに祭典が齋行されます・
 また本暦として2月24日に初愛宕を齋行知る場所もあるんですよ。
 当社管轄では佐倉城内に鎮座していた田町愛宕神社が初愛宕として、本日午前に宮司が出向して祭典の奉仕を致しました。
 現在、佐倉市役所裏の海隣寺町地番に鎮座している愛宕神社は、明治初期まで現在の国立民俗博物館入り口の愛宕坂に鎮座しておりました。
 佐倉は江戸、明治以降は東京の東の守りとしての役目柄、幕藩時代は幕府の重役が、明治以降は近衛連隊から陸軍連隊が駐屯することとなり、近衛連隊が来ることによって愛宕神社と隣り合う五社神社が現在の場所に強制遷座となったのです。
 現在の社地は旧を向いており、いずれの時か元の地にとの思いを感じざるにはいきません。
 今日の初愛宕は春祈祷として、責任役員・氏子総代の13名のみ参列。
 このご時世に13名というと多く感じますが、平素は30名近いので。
 祭典では愛宕神社から境内の天満社と稲荷神社を巡り直会。
 直会の規模は小さいながらも、役員さん方と色々と意見交換が出来ました。
 田町の役員さん方は行動派。神社と町内の合同旅行など、色々な企画と宮司も同行したことが多々ありますが、今は我慢の時と。
 堀田正愛公の御神号軸を見つつ、今年こそはとの念に