七峯の丘から

布袋竹の筍 [令和4年5月11日]

細身です
 今日も爽やかな朝を迎えた佐倉です。境内には鳥のさえずりが響いて、清々しさを増幅してくれますね。
 楠の葉も入れ替わりが終わって、椎の葉の入れ替わりが本格化してきました。
 鳥のさえずりに掃き掃除の箒の音。何気ないように思いますが、実は神社特有なのかもしれませんね。
 境内掃除もひと段落したところで、写真家の花澤信幸先生が社務所に顔を出してくれました。
 手には何やらレジ袋が!?頂戴しまして中を拝見したところ、余り見かけない筍が入っておりました。
 先生曰く、布袋竹の筍だそうで、灰汁は殆ど無いとのこと。
 孟宗竹や真竹に比べるとかなり細身ですが、根元は確りしておりまして、料理のし甲斐がありそうな感じ。早速、茹で作業に入ります。
 一般的に言う筍は旬が過ぎておりますので、そろそろ大鍋を仕舞おうかと考えていたのですが、思いとどまっていて良かった・笑
 布袋竹の筍は長いので、普通の鍋では尺が足りませんで、結局先月と同じように大鍋でしか茹でられません。
 ひとしきりの皮を剥いて水の状態から茹でていきます。
 灰汁は無いとのことでしたので、米糠と鷹の爪は入れずに、強火で小一時間ほど。
 時間を見計らって火を止め、自然に冷ましていきます。
 先生の話の通り、灰汁は殆ど出ないで茹で汁も澄んだままに、筍特有の良い香りがしてきます。
 筍が常温に戻ったところで、少しかじってみるとシャキシャキ感とサクッと感の混じった歯触りが面白いですね。
 宮司の役目はここまでで、この後の調理については禰宜画伯にバトンタッチ。
 その際にふと目についたのが、御殿での神饌から下ろしてきたであろう台湾産パイナップル。
 去年、中共の嫌がらせによって台湾産パイナップルの大陸への輸出がストップし、行き場を失った大量のパイナップルを友好の証しとして日本が輸入。
 大陸に輸出する以上に日本や友好国が購入しました。
 あれから半年以上経ちますが、地元スーパーでも見る機会が減っており、見かけたときは購入するようにしております。
 どうも日本人は「喉元過ぎれば熱さを忘れる」との諺が得意ですので、台湾産パイナップルの事をお忘れの方も多いかと思います。
 ロシアがウクライナに侵略戦争を仕掛けたように、次は中共が台湾に仕掛けるのではと言われます。
 同じ価値観もった国同士、そして隣国に恵まれていないもの同士、普段からの繋がりをより太いものに継続して起きたいと思っております。