七峯の丘から

半夏生に [令和4年7月2日]

生き狛犬の繭結が添い寝してくれました
 今日も暑いですね。日に日に朝の目覚めが重くなってきているのが判ります。
 このところの暑さと祭典が続いていたせいか、身体の中に疲れが溜まってきているのを感じます。
 今日の宮司は午前中に帰幽一年祭の奉仕があり、とても親しい方だったので、祭典後にご家族と少し長めの懇談をしました。
 政治家だった方ですので、参院選まっただ中の今を虹の橋の向こうでどう思われているのか。
 もう、その唸り節を聞けないのが寂しくもあります。
 帰社をしまして、昼餉を取った後に少しクラクラしてきたのでそのまま横に。
 かっちり2時間、エアコンの効いた部屋で寝まして、起きたらスッキリ!
 多分、熱中症の初期症状だったと思われますが、このところの神事や所要の折り重なりと暑さが身体に蓄積されていた。
 今日の書き出しが如実に表れたと言う事になりますね。
 ふと暦を見ると、今日は半夏生。嗚呼やっぱりねと。
 半夏生とは夏至から数えて11日目からの5日間の事で、「物忌みの日」とも呼ばれます。
 物忌みとは動くことを控えてじっとしている、お祓いの状態。宮司の場合は少し休めというシグナルなのかも知れません。
 この時期の雨は「天から毒が降る」として大雨になる可能性があるのです。
 今週末はピーカンの晴天が続きますが、昨日沖縄の南方で発生した台風4号が来週、本州に接近します。
 九州や四国では水不足が深刻化していますが、予報では本州を横断するルートなので、程良い降水に期待して、毒が降るようなことにならないことを願います。
 そうそう、半夏生には蛸を食べる習慣があります。これは稲の根っこが蛸の足のように確りと根を張るようにとの願いが込められております。
 蛸にはタウリンが豊富に含まれており、タウリンは栄養ドリンクの主成分でもあります。
 タウリンはコレステロールや中性脂肪の減少、血圧の正常化、肝臓の解毒作用促進などなど、身体に良い働きをしてくれます。
 なので、今夜は蛸を確りと頂きたく思います!