献幣使の参向準備 [令和4年7月4日] | |
台風4号からの湿った空気により九州や四国では大雨になっており、当地佐倉でも降ったり止んだりの曇天です。 この影響というかお陰というか、今日は12日振りに国内での猛暑地点がゼロと、暑さも一段落と言った感じ。 ただ、台風本体が東へ進んできているので、関東も暴風圏に入ると思われます。 明日あたりに境内と駐車場の幟を下げた方が良さそうですね。 今日は大安日と言う事も有って、午前中に数件の御祈祷と工業団地での安全祈願祭を奉仕しました。 その御祈祷ですが、これから日本一周に出発するので交通安全の祈願をと、多分当社では始めて受ける内容かも知れません。 実は当社でお正月などにお手伝いをしてくれた方で、子供の時から知っている方です。 その当時を思うと、ワイルドになったものだと感心しきりです。 何はともあれ、安全運転で色々なところを周り、沢山の経験をつんで帰倉して欲しいです。 中々賑やかな内容の午前中が過ぎて、午後からの宮司は祝詞の奉書と装束の準備をしました。 木更津市の八剱八幡神社。当社と同じくとても大きな御神輿がある神社ですが、この8日に御例祭の大祭式が齋行され、宮司が献幣使で参向する予定となっております。 献幣使とは神社本庁よりの幣帛(お供え物)を御例祭の神社に献ずる役目の事で、戦前までは国よりの幣帛を県知事や地方の首長が幣帛供進使として参向しておりました。 八剱八幡神社の八剱隆宮司さんは現在、千葉県神社庁副庁長で、前期は神社庁君津支部長で、役員会で席を同じくさせて頂いております。 宮司も神主駆け出しのころより諸事に付けお世話になっており、数ヶ月前の役員会の際に献幣使として来て欲しいとオファーを頂きました。 何と持っていないお言葉と思いつつ、先輩のためならと、千葉県神社庁理事の立場で参向して参ります。 献幣使の装束は正服といって、神職の装束では一番上位のものを着装します。 当社の秋の御例祭や御神輿の渡御の際に宮司や智勇権禰宜が着ているものを想像していただくと判りやすいですね。 俗に言う、衣冠束帯の「衣冠」に当るものになります。 これがまた結構なかさばりとなりまして、普通の風呂敷では収まり切りません。装束用の風呂敷でもはみ出るくらいなのです。 それに冠と纓(冠の後ろに付いているもの)、そして沓を一式として準備完了。 普段、このような装束は宮司宅の床の間の押し入れにしまってあり、装束の入れ替えも同時に行なったので、何だかんだで2時間ほど掛かりました。 台風の影響が心配されますが、無事な御例祭の齋行を願って、木更津に行って参ります。 八剱八幡神社 http://www.yaturugi.net/ |
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