七峯の丘から

夕方の巫女さん [令和4年8月11日]


 昨夜、無事に帰倉をしまして、麻賀多の大神様に帰倉報告のお詣りを致しました。
 今朝は久し振りに交配で御殿にあがりましたが、まだ蝉の声も大きくなく、殿内は静けさを耳で感じることが出来ました。
 3日留守にしますと、決裁文書が結構溜まっておりまして、午前中はその処理に追われ、午後より旅先から到着した荷物の仕分けとお洗濯の準備をしてほぼ一日終了。
 一段落したところで、境内で深呼吸をしていると、巫女さんが夕方のお宮閉め作業に入っておりました。
 当社の巫女さんは殆どが高校生か大学生で、夏休みなどの長期休暇中は一日2〜3人の出勤体制となっております。
 人によって経験値の差がありますが、新人さんでも積極的に社頭に出させる様にして、接客も含めて育てております。
 なので、御参拝の方にはご不便をお掛けすることもあるのですが、皆さんニコニコされ、「新人巫女さん、頑張ってね!」と、有り難い限りです。
 夕方の巫女さんのお仕事は、境内のお賽銭の回収と、落とし物がないかのチェック。お榊や鉢植えへの水やりなど、結構お忙しいのです。
 午後5時に御殿が閉扉してから、社頭の日計と明日への引き継ぎをして社務完了。退社となります。
 当社クラスでも巫女さんの存在がなければ神職だけで社務を回すのは相当キツいです。
 色んな性格の子がおりますが、みんな一生懸命にご奉仕しており、誇りも持っております。
 ほぼ宮司の子供世代、今世相の流行り物は判りませんが、時には賑やかに、時には厳粛な社務所が麻賀多神社でございます。
 そろそろご褒美に美味しいものでも食べさせに行きたいのですがねぇ・・・