七峯の丘から

3等16枚 [令和5年1月22日]

当った年賀葉書
 この14日に宮司の佐原の祖母が帰幽しまして、昨日に一日葬でお見送りをしました。
 14日に帰幽の報を受けてから直ぐに宮司家では除喪の自祓いを各々行ない、社務に当たりました。
 葬儀まで佐倉と佐原を数度往復することになり、未だ初詣期間中という事と兼務神社の新年の祭典が続く中、どうにかして時間を遣り繰りできたのは職員達の頑張りに寄るものと感謝しております。
 数え99歳と長寿で旅だった祖母。和裁や洋裁、そして日舞や書道に精通した方でした。
 宮司や禰宜には白衣や着物を縫ってくれたり、智勇権禰宜には書道の手ほどきなど、思い出に暇がありません。
 今頃、12年前に先立った祖父と語らっているでしょうか、兎に角やすらかで有って欲しいと思っております。
 今日もたくさんのお詣りが有りました。ご祈祷のメインはやはり厄除や八方除などの年まわりですね。
 未だ寒いこともあり、赤ちゃんの初宮詣は少ないものの、数件のご奉仕がありました。
 お昼休憩時にこの15日に抽選発表となったお年玉付き年賀葉書の番号確認をしてみました。
 神社界はアナログというか、従来型の社会ですので、現在も年末に一生懸命に年賀状を発送しております。
 当社では昨年末に約750枚ほど投函しましたので、それに近い数の年賀状が到着するわけで、それを下一桁を中心に番号を照合していきます。
 裏面は一通り読ませて頂いており、今日は番号だけで、結果ですが3等の切手シートが16枚当りました。
 送り主の宛名を見ると、やはりというか神社関係者が断然多いですね。
 その中にあって、現在新社務所の設計をお願いしている佐倉市中尾余町の森田建築設計事務所さんから届いた年賀状も3等当選でした!
 お年玉付き年賀葉書の歴史が気になり、ちょっと調べたところ、一番最初は昭和24年12月に発行されたもので、当時の金額で2円。
 そのアイデアは大阪で洋品雑貨の会社を営んでいた林正治さんだそうです。
 詳しくはWikipediaをご参照頂くとして、当時2円の葉書が現在は63円。これが高いか安いかは別として、SNSの広まりやSDGsの影響により年賀状が年々少なくなっています。
 年賀状は義務で出すものでは無いですが、たとえパソコンで打ち出したとしても、その人に向けての作業時間とメッセージが詰まっています。
 余り「右へならい」のような感覚で無くさなくても良いんじゃないかと宮司は思います。
 因みに1等は現金30万円か電子マネーで、2等はふるさと小包となっております。