七峯の丘から

極寒の初天神 [令和5年1月25日]

梅が咲いていました

まさにマグロの断面
 余りの寒さに花手水が凍っております。ほぼ冷蔵庫と同じかそれより寒いので、お花は元気そのものですが、手水の竹から滴る滴も凍っております。
 本日の最高気温は2度で、最低気温は−3度。その差5度にしかならず、外に出ると鼻水が止まりません。
 先月だかのNHN「チコちゃんに叱られる」でやっておりましたが、寒い時や寒暖の差が大きい時に出る鼻水は、気温によって鼻腔が傷つくのを防ぐ役目だそうでして、それ以降は鼻水も頑張っているんだなと感心しきりの宮司でございます。
 予報取りの大寒波。そんな寒さの中ですが、今日は初天神。菅原道真公をお祀りしている神社の御縁日にあたります。
 当社管轄では佐倉市石川の菅原神社において、御例祭(初天神)を奉仕して参りました。
 御祭神である菅原道真公はお生まれも大宰府に流された日も、薨去された日もみな25日とされ、この日を御縁日としています。
 なので今年最初の25日である今日は、初天神というわけですね。
 流行病前は拝殿に30名ほどの参列者が着座して祭典を齋行しておりましたが、この3年ほどは御殿の中は宮司のみで、参列者は拝殿前に整列する形をとっております。
 また、御例祭後にはおびしゃも盛大に行なっていたのですが、これも同じく宿(当番)の受け渡しのみ。
 石川の方々は御神酒を酌み交わすのが大の得意でして、宮司にしても初天神の折は結構な酒量で帰社するのが当たり前でした・笑
 「宮司さんよぉ、来年こそは直会やりたいよねぇ」と帰り際に声を掛けてくれました。嬉しいですよね。
 しかし、この寒空の下、皆さん良く参列してくれたし、拝殿の扉が開け放たれた中でちゃんと祝詞奏上が出来、安堵している宮司。
 帰社して天気予報と天気図を確認しましたら、天気図にある北海道付近の低気圧がマグロ断面そっくり。
 それをSNSに載せたところ、「もうマグロにしか見えない!」とも。
 このような模様の低気圧は厄介です。やっぱり天気図よりも本物のマグロの方が良いですよね。