七峯の丘から

茅の輪の人形作り [令和5年5月31日]

「4色作ります」

「去年までの人形」
 また北朝鮮が人工衛星と言い張る大きな打ち上げ花火をしましたね。それも日本時間の午前6時19分。
 普段の宮司の起床時間はそれよりほんの少し後なのですが、今日はやることが多くて早めに起きたらスマホのニュース着信音が鳴りました。
 今回の打ち上げは予告期間が事前に流されていたので、政府も万が一の事を踏まえて、撃墜の体制を取っていました。
 打ち上げの方向は沖縄県方面。たしかここの県知事さん、県内の自衛隊基地へのミサイル配備に反対していなかったっけ?
 その打ち上げ花火ですが、2段目のロケットに不具合が有ったらしく失敗したと、珍しく北朝鮮メディアが報じました。
 北朝鮮は失敗の原因究明をして早急に再度の打ち上げを行なうと発表しましたが、人工衛星って予備でも有るんでしょうか?笑
 今日の宮司ですが、午前中前半は自宅での用事を一気に済ませて、お昼前に兼務である酒々井町酒々井(横町)鎮座の朝日神社に出向。
 こちらの神社は土地の贈与を受けて、その関係で規則変更の手続き中。その為に氏子総代との打ち合わせや、千葉県庁に提出する社殿の画像撮影などを行なってきました。
 帰社してからは、夏越大祓の茅の輪に掲げる人形(ひとがた)作りを行ないました。
 当社では年2回の大祓で茅の輪くぐりを行ないますが、その茅の輪に4色の人形を吊します。
 色は緑・赤・黄・黒の4色で、これに茅の輪をくぐる際に手に持つ白の人形を合せると、森羅万象を表わす五色になります。
 上記4色の人形は露天に出しますので、硬質塩化ビニール板を用いますが、硬質と言うだけ有って、まあ固いんですわ。
 先ず一つ見本の型を作って、それを塩ビ板上でなぞり、キッチン鋏で丁寧に切っていきます。
 直線は問題が無いのですが、曲線、それも人形の首の部分は細い上にRがキツいので、時間を掛けてゆっくりと、そして自分の手を切らないように慎重に作業を進めます。
 切り終わると、ヤスリを使ってバリを取り、下部や手の部分は丸みを持たせます。
 今回作った人形は、昨年末まで使っていたものよりも一回り小さくしてみました。
 大きいと見栄えはするのですが、風に煽られることも多く、場合によっては天地が逆の状態になってしまうことも有った為なんです。
 真新しい4色の人形は、早速境内で準備をしている茅の輪に注連縄と紙垂と共に吊して今日の作業は終了。
 今回のはかなり持つと思いますが、予備の塩ビ板と型も有るので、破損の場合は早急に奉製が出来ます。
 しかし、明日から6月。月日の経つのって本当に早いですね。