七峯の丘から

甲冑文化課搬出 [令和5年6月2日]

「この大荷物!!」

「中身」
 台風2号の刺激を受けて梅雨前線が猛烈に反応しております。当地佐倉は今夕から明日の明け方に掛けて、大荒の予報が出ております。
 明日は佐倉城址公園でアートクラフト「にわのわ2023」が開催予定ですが、開会時間を遅らせるとの案内が出ております。
 明日明後日の二日間開催でして、禰宜画伯はその両方の電子チケットを購入済み。
 多分、地面は泥濘んでいると思われますので、明日は長靴を履いてお出かけですね。
 その大雨ですが、線状降水帯となり、各地の河川で警戒水位を超えている模様。
 佐倉では令和元年に鹿島川と高崎川から水が溢れた事も有って、より警戒が必要です。
 現在計画している新社務所も、もしもの時に避難所として活用出来る様にとの設計になっています。
 その様な使い方をしないで済むのが一番良いのですが、備えあればとの気持ちは大切です。
 今回の大雨、どうか被害など出ませんように願っております。
 昨日の話になりますが、当社所蔵の甲冑2領を佐倉市役所文化課に貸し出しを致しました。
 当社には佐倉藩主堀田家奉納の千葉県指定文化財「紫裾濃胴丸」と、家老家の佐治家が奉納した甲冑が有ります。共に明治初期に奉納されました。
 以前より調査はされているのですが、紫裾濃胴丸は経年劣化が見られる事から、修復を視野に一年掛けて調査を行ないます。
 後者の佐治家奉納甲冑は文化財未指定ですが、この度佐倉市文化財審議委員会の答申により、佐倉市指定文化財として登録される見込みとなり、文化財審議委員皆さんが登録にあたって実見する事になりました。
 共に佐倉市美術館で行なわれる予定となっており、これに関しては一般公開はされませんので、予めご了承頂きたく存じます。
 一年後に返却予定ですが、出来れば新社務所が竣工する来年10月以降に戻ってきてくれると助かるなぁと、宮司の脳裏に浮かぶのです・笑
 因みに、画像2枚目の右が藩主堀田家奉納甲冑で、左が佐治家奉納甲冑となります。