七峯の丘から

今日は並木町 [令和5年9月17日]


 朝夕の涼しさに比べて、昼間は真夏日が続いておりますね。この寒暖差に、皆さんは体調など崩していませんか?
 宮司は元気なのですが、禰宜画伯は少しバテ気味。しあわせ月もうで御朱印の作画を、来月分から令和6年のお正月分まで描き上げなきゃ!と張り切っておりますので、何か栄養のつくものを食べさせなきゃと思う宮司でございます。
 今日の宮司は千葉市平和公園で帰幽一年祭と、その後は八千代市の霊園で納骨式の奉仕。なので一日、鈍色の袴をつけておりました。
 明日の敬老の日を含めて「シルバーウィーク」って言うみたいですね。お彼岸前ですが、霊園にはお参りをするご家族連れを多く見る事が出来ました。
 さて、昨日の宮小路町第一に続いて、今日は並木町が御神酒所の点検と整備を行なっております。
 当社の境内西側には手前より、宮小路町第一、並木町、上町、横町の4町内が山車や御神酒所を格納する倉があります。
 この4町内が一斉に倉を開ける事はほぼ無く、日程を上手い具合に少しずつずらしながら御祭礼の準備や虫干し作業を行います。
 並木町の御神酒所は平成28年10月の御例祭後に、不審火により大きな被害を受けてしまい、片岡英典祭礼委員長を中心に募金や寄付活動を行って、2年後の平成30年の御例祭に見事復活を果たしました。
 今思うと、この復活の年を境に令和元年の台風被害、そこからの流行病蔓延となったのは、皆さんご存知の通りです。
 なので、御神酒所はほぼ新造の姿のままで、遠目に見てもとても目立ちます。
 作業の様子を見ていても、布巾がけ一つをとるに、隅々まで綺麗に拭き上げており、御神酒所への愛情、愛おしさを感じました。
 昭和40〜50年代初頭は、全国的にお祭りが低調となり、祭礼用具もぞんざいに扱われた例は枚挙にいとまがありません。
 今はどの町内も丁寧に扱うと共に、破損や欠損した場所を修理したり、新調する様になりました。
 お祭りを次世代に繋げる、伝える、それも神社と氏子さん達の大切な役目です。