七峯の丘から

自由研究の成果頂きました [令和5年9月18日]




 三連休納めの今日は敬老の日。七十二候では「玄鳥去・つばめかえる」となりまして、子育てを終えた燕が南へ戻る頃を言います。
 新聞によると、人口に対する65歳以上の高齢者は3623万人で、総人口の約3割を占めるそうです。
 80歳以上に限っては、初の一割越となりまして、高齢化率が益々高くなっていると。
 しかしながら、高齢人口は昨年に比べて1万人減少しており、人口減が如実に数字に表れました。
 これは労働人口の減少でも有り、人手不足が加速するのかと、あと14年後に高齢者入りする宮司は危機感を持つものです。
 敬老の日に敢えて、若年のお話しを取り上げたいと思います。
 夏休みの自由研究について、8月後半には取材が多くなると七峯に書いた記憶がございますが、今年あった「その後」について書いてみます。
 佐倉小学校5年生の女の子が、「麻賀多神社と佐倉」と題した冊子を、社務所に持って来てくれたのは今月初めの事。
 年に1.2件ですが、研究の成果を持参してくれる児童さんがいらっしゃいます。
 持参してくれたときは時間の都合で簡単に拝見するのですが、後日ゆっくりと中身を拝見しております。
 今回、神社を取り上げた切っ掛けとして、生まれたときの初宮詣、七五三の御祈祷を当社で受け、学校の国語の授業で「町じまんをすいせんしましょう」というのがあり、先ずそこで当社を調べた事が始りだそうです。
 その後、国立歴史民俗博物館が開催した「れきはくを使った自由研究相談室」に参加して、神社と人・町との結びつきや願いについて調べた事をベースとして夏休みの自由研究に入るという、なんともじっくりと時間を掛けてくれた大作なのです!!
 特定個人の自由研究なので、詳細は割愛致しますが、神職・巫女研修にも充分仕えそうな出来映え。
 これから順次職員に回覧し、活用させて頂きたいと考えて下ります。
 これからも麻賀多神社に沢山興味を持って、観察してみて下さいね!!