七峯の丘から

御殿昇降口の土間工事 [令和5年9月20日]

「先ずは左半分から」
 今日9月20日は吉田松陰の誕生日だそうで、本暦だと文政13年8月4日になります。
 その活躍は有名なので記しませんが、安政の大獄で30歳で亡くなるとは、生きていたとしても、現実に亡くなった事を見ても、日本の行く末に大きな影響を与えたかただと言うのが判ります。
 山口県萩市の松陰神社にお参りしたのはいつの頃でしたか。街のあちこちに夏蜜柑の木が植えられており、綺麗な街並みだったのを思い出します。
 神社の内外、少し賑やか。と言うか、蝉の鳴き声に変わって槌音が響いております。
 一昨日より、御殿に上がる昇降口の土間工事が始まり、土を掘る作業が行われております。
 当社の昇降口は簡易建物のため、コンクリートのガチッとした基礎工事は行なっておりません。
 理由としては、拝殿に直接増改築を加えると、建築基準法や消防法の絡みや、神社本庁への承認事項など、様々な手続きを経ねばならず、簡易式として拝殿には直接つけずに、将来的に解体も出来る様にしてあります。
 まあ多分、そうそうすぐに解体する事は無いと思いますが、解体するとしたら、より立派な昇降口を造る時でしょうか。
 現在の昇降口の土間は土、元々の地面のままでして、その上に砂利を敷いております。
 この状態となって今年で15年が経ちますが、人が多く歩くところは減り幅が多く、砂利を均してもすぐに波打った感じに。
 また、困った事に狛猫さん達が砂利がしかれた土間を、大きなおトイレと思ってしまいまして、忌避剤や超音波器具を使っても用をたしてしまい、その都度職員達が後始末をしなければならないのです。
 そこで、宮司も重い腰を上げまして、思い切ってコンクリート製の土間にしようと、先週に駐車場スロープ工事を行ってくれた大崎石材店さんに施工のお願いをして、工事が始まった訳です。
 土間工事といってもただ単にコンクリートを流せばいいというものでもなく、先ず施工場所の土を掘り出し、砕石を敷いてから鉄線で基礎を組んで、やっとコンクリートを流し込みます。
 今回は出入り口なので、一気に工事をすると御殿に上がれなくなるため、半分ずつに分けての施工。正直、時間と経費も掛かるのですが、致し方ないですね。
 さて、神社の中の槌音はこの様な感じなのですが、外はというと、神社前から佐倉市民体育館にかけての市道で舗装工事が行われております。
 これは、去年行われた水道管耐震化工事で、同所のあちこちをほじくり返した後始末を行っているわけで、既存のアスファルトを削る音が、まあまあ賑やかなのです。
 お陰で宮司宅にいる生き狛犬達が、工事車両に向かって大騒ぎをしており、音が増幅しております・苦笑
 舗装工事はこの29日までかかる様ですが、来月の御例祭には綺麗な路面に、山車や御神酒所の車輪の跡が描かれる事でしょう。
 昇降口土間工事ではご参拝に支障はありませんが、安全確保にご協力をお願い致します。
 また舗装工事中の境内参入時には、東参道をご利用くださいね。重ねてお願い致します。