七峯の丘から

夏の御衣へ〜夏季神御衣祭 [令和6年5月1日]

「宮内庁HPより」

「神御衣祭〜御衣替えの儀」
 天皇陛下におかせられましては、本日御即位5年の嘉節をお迎えになりました。
 誠におめでたく、麻賀多神社職員一同、お祝いを申し上げます。
 5年前の今日、麻賀多神社においても令和改元の奉告祭を齋行。神社役員総出の参列を持ってお祝いを致しました。
 令和の御代になり、度重なる自然災害や流行病など、天皇皇后両陛下にはお心を痛められる事が多かったと思われます。
 しかし乍ら、いつも国民に寄り添いお励ましを下さる両陛下。この国に生まれて本当に良かったと思います。
 どうぞこれからもお健やかで有りますよう、心よりお祈り申し上げます。
 5年前の今日は小雨だったでしょうか。本日は大雨でして、スマートフォンには時折、豪雨予報が流れてきております。
 神社より少し歩くと田圃が広がる佐倉。既に田植えを行なっているところも有り、恵みの雨という感じでしょうか。
 それにしてはかなり強いですので、思いがけない災害に繋がらないように。
 今日から5月。皐月の月次祭を齋行し、玉体の御安寧、皇室の弥栄、そして国家万民の繁栄を祈念致しました。
 当社では5月と11月の月次祭に合せて、神御衣祭を齋行しております。
 神御衣とは神様の御衣の事で、私達で言う衣替えのお祭りです。
 神御衣は本殿西の御扉内にある、桐の御装束箱に収められており、年に数回しかない御扉を開けて行なう重儀です。
 今日は昨年11月に収めた冬の綾織物の神御衣を下ろして、夏の紗織りの神御衣と取り替えます。
 衣替え、有職故実では立夏立冬を以て行なうとされ、今年の立夏は今月5日なので少し早いのですが、これは一社故実というその神社ならではの習わしによるのです。
 基本、この日より神職も夏装束になりますが、今日の様な雨模様では未だ寒く、その時に応じてと。
 ただ、温暖化の影響で気温が高くなる傾向の昨今。先月もかなり高温も有ったので、その時は夏装束を着装させて頂きました。
 立夏立冬の有職故実はそれとして大切にしつつ、実際の奉仕で着ける装束は柔軟に対応する時代が来たということですね。