七峯の丘から

道半ばではあるけれど [令和6年5月3日]

「石浦神社境内の須須神社ブース」

「長谷宮司が焼き係」
 宮司、小一時間寝てたみたいです。只今、北陸新幹線かがやき536号東京行の車中。まもなく大宮に到着です。
 今日は金沢石浦神社の春季例祭の後祭。そろそろ仕舞いの大直会という名のバーベキューが始まっているからでしょうか。
 今朝は2泊のお世話になった金沢東急ホテルを後にして、香林坊から広坂、そして一本奥の柿木畠を通り改めて石浦神社へ。
 昨日に直接お顔を繋がりました須須神社の猿女権禰宜さん。この例祭中に長谷宮司のご配慮によって、石浦神社の境内に須須神社復興支援ブースを開設しております。
 今日はご主人もいらっしゃり、色々とお話をさせて頂きましたが。なかなか気骨のある旦那さんです。
 明るいお顔のその奥には、あのえも言われないほどの過酷な経験がある。それを笑い飛ばせるくらいの素敵な方々です。本当に頭が下がります。
 今回の金沢入りは、石浦神社春季例祭の参列がメインでは有りますが、石川県の方々との語らい、そしてむすびマルシェでお世話になっている、焼き鳥の鈴乃屋さんを始めとして、多くの方からお預かりをした義捐金の贈呈でもありした。
 元日発災の能登半島地震。一昨日で発災4ヶ月となりますが、それぞれの心の中では既に過去の事、気持ちも薄れて来ていると思います。
 これさ仕方がない事なんです。だからこそ、金沢、そして石川県との繋がりを頂いた私どもが声を繋げて行かなければと思っております。
 麻賀多神社では今日から「能登半島地震復興かけ橋朱印帳」の頒布も始まり、石浦神社の長谷宮司からは金沢でもその御朱印帳を出したいとの話を頂きました。
 能登半島地震の復興はまだまだ道半ば。それでも蟻さんの一歩でもいい。着実な歩みを繋げていきたく思います。
 七峯を書いている間に、次は終点の東京。そろそろ下車の身支度をして、成田エクスプレスに乗り換える準備を致しましょう。