七峯の丘から

七夕にお素麺 [令和6年7月7日]

「笹の葉さらさら」
 東京都知事選の投開票日となりましたね。今回の都知事選は、選挙システムや候補者の手法などに焦点や批判があたりました。
 今後行なわれるで有ろう公職選挙法の改正にどのような影響があるのか、注目したいところです。
 報道は都知事選ばかり流しておりますが、鹿児島県知事選も行なわれておりまして、こちらも今日が投開票日。
 川内原発や馬毛島に計画されている航空自衛隊の馬毛島基地(仮称)など、我が国の将来を見据えるにあたり、当該県民でなくとも関心を持つ必要性があります。
 いずれにしても、今夜には大勢が判明します。新知事さんにはイデオロギーに凝り固まらない方がなって欲しいです。
 今日は七夕。皆さんは短冊に願い事をしたためましたか?
 麻賀多神社では今年も鏑木青年会によって奉納頂いた立派な笹竹を、拝殿前に一対立てまして、むすびの短冊をお出ししております。
 この暑さですので、笹竹は既に水分が抜けておりまして、そうなると散れるはずの笹の葉も今年は確りと残っております。不思議なもんですね。
 大陸から入って来た七夕の行事。そもそもは「乞巧節・きっこうせつ」と言って、女性が針仕事や手芸の上達を願ったものでした。
 それが日本に入ると宮中行事として取り入れられ、貴族達が短冊に歌をしたためたのが、現在に至る七夕の短冊の起源と言われております。
 一般に広まったのは江戸時代からで、五節句として人日(1月7日)上巳(3月3日)端午(5月5日)七夕(7月7日)重陽(9月9日)を徳川幕府が公的に定めた事によります。
 それぞれにはお供えする食事が決まっており、それを御節供と言って今で言う「おせち料理」は五節句全ての料理を指したのです。
 因みに七夕ではお素麺を食べると良いとされており、大陸で七夕に食べられていた「麦縄・むぎなわ」という小麦が原料のお菓子が、日本で同じ原料を使った素麺になったんだそうです。
 因みに七夕とお素麺の繋がりをもって、今日7月7日は「そうめんの日」と、全国乾麺協同組合連合会が昭和57年(1982)に定めております。
 このような暑さが続くと、冷えて喉ごしの良いお素麺はより美味しいですよね。
 一時期つけダレに凝って、毎晩のようにお素麺を禰宜画伯に食べさせておりました。そろそろ再開しようかな。